猛暑のメッカ、巡礼者577人死亡

2024年06月19日付 Milliyet 紙

52度の猛暑を記録したサウジアラビアへ聖地巡礼のために訪れた巡礼者らのうち、少なくとも577人が死亡し、2000人以上が治療中だと発表された。

ムスリムらが行う今年の聖地巡礼では50度を超える猛暑のため、少なくとも577人が死亡し、2000人以上が病院で治療中だと発表された。

アラブの外交官らが火曜日にフランスのAFP通信に対して行った発表では、死者のうち少なくとも323人がエジプト人、60人がヨルダン字人であること、またそのほとんどが熱中症関連によって亡くなっていると発表した。

サウジアラビア国営放送は、月曜日にメッカのマスジド・ハラームの影では気温が51.8度まで上昇したと報道した。

■23人のトルコ人が死亡

トルコからの2024年聖地巡礼団において死亡したトルコ人の数は23人にのぼった。聖地巡礼の一環としてサウジアラビアの「慈悲の丘」として知られる聖アラファト山では訪れた巡礼者はスプリンクラーなどで涼んでいる。

サウジアラビアの気象センターによれば、ミナやウル・ジャーミィ、アラファト山での高温に対処するため、山へ続く道とその周囲にある休憩所は巡礼者が涼む手助けとなった。巡礼者に日傘の使用や十分な水分補給が呼びかけられている。


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翻訳者:橋本響
記事ID:58147