米国司法省が発表:イラン産石油を中国に販売しようとしたとしてアメリカ人2人に有罪判決
2024年06月12日付 Jam-e Jam 紙
イラン産石油を中国に販売しようとしたとして、アメリカ人男性2人に実刑判決が言い渡された。
【ジャーメ・ジャム電子版】アメリカ合衆国司法省は声明で、ワシントンが課した制裁に違反してイラン産石油を販売しようとした罪と資金洗浄を計画した罪で、昨年11月に米国陪審員の評決により有罪判決を受けたテキサス州の男性2人が、懲役刑45ヶ月の判決を言い渡された。
司法省によると、43歳のジェンユー・ワン(ZhenYu Wang)(中米二重国籍者)と、テキサス州マッキニー出身の42歳のダニエル・レイ・レーン(Daniel Ray Lane)は、2019年7月から2020年2月にかけ、イランから制裁対象である石油の購入を促進することで、アメリカの対イラン経済制裁を回避しようと共謀した。
声明では、イランから購入された石油の販売先が中国の製油所であったとも主張されている。
ダニエル・レーン氏はテキサス州に本拠を置く民間会社スタック・ロイヤルティーズ社の社長で、この会社は石油とガスの鉱業権を諸々の投資ファンドやプライベート・エクイティ・ファンドグループに販売している。
レーン氏の弁護士は昨年、彼の依頼人に対する訴訟は政府の秘密工作員らの主張に基づくものであり、レーン氏が当該の計画に参加した場合には数百万ドルの利益のオファーがレーン氏になされていた、と強調していた。レーン氏の弁護人はまた、この訴訟をアメリカ政府の極めて不当な行動の一例だとしていた。
2020年、これら二人の市民と他の三人がペンシルベニア州東部地区連邦地方裁判所で起訴された。裁判記録によると、少なくとも二人の共犯者が以降、自分たちの罪を認めたとされている。
中国は、アメリカの制裁にもかかわらず、依然として世界最大のイラン石油の輸入国である。
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翻訳者:ZY
記事ID:58183