■駐エジプト米大使、ラファ検問所とアリーシの倉庫を視察…占領軍は支援物資を積んだトラックのガザ地区への搬入を2日連続で阻止
【カイロ:本紙】
ヒーロー・ムスタファー駐エジプト米国大使とショーン・ジョーンズ米国国際開発庁(USAID)派遣団団長は今日(30日)、エジプトの北シナイ県を訪問し、ラファ検問所とアリーシ市内にある支援物資を保管する倉庫を視察した。
北シナイ県のムハンマド・サリーム・サラーム報道官によると、米大使一行は、アリーシ市内にあるエジプト赤新月社の物流倉庫のほか、シェイフ・ズワイド市内での炊き出し、ラファ検問所、および検問所のエジプト側で支援物資の搬入を待つトラックが長蛇の列をなしている様子を視察した。
北シナイ県知事のアブドゥルファディール・シューシャ少将は、アラブ諸国やその他各国、地域・国際機関からの支援物資を、トラックによる陸路、アリーシ港からの海路、およびアリーシ国際空港からの空路という3ルートで受け取るために同県が行っている取り組みについて説明した。
その上で知事は、北シナイに到着した支援物資は、設備の整った複数の倉庫で保管されたのち、エジプト赤新月社、パレスチナ赤新月社、および国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)による連携のもと、ガザ地区における緊急のニーズに応じて順次同地区に運び込まれていると述べた。
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