■駐エジプト米大使、ラファ検問所とアリーシの倉庫を視察…占領軍は支援物資を積んだトラックのガザ地区への搬入を2日連続で阻止
【カイロ:本紙】
一方、ムスタファー米国大使は、中東地域や今般のガザ危機においてエジプトが果たしている役割や、地域の安定回復に向けた、米国をはじめとする様々なパートナーとの取り組み、アリーシのエジプト赤新月社を通じて、人道支援物資を受け取って保管し、それらの物資をガザ市民へ届けることを請け合っているエジプトの尽力を挙げ、これらを賞賛した。
他方で、支援物資の輸送は2日連続で停止している。イスラエル占領軍が、エジプト赤新月社からケレム・シャロム検問所に送られたすべてのトラックの搬入を阻止したためである。
エジプト赤新月社の情報筋によると、アブドゥルファッターフ・スィースィー・エジプト大統領とジョー・バイデン米大統領の間で、現在占領軍が制圧するケレム・シャロム検問所から支援物資を搬入することで合意がなされた後、毎日200台の支援物資を載せたトラックが同検問所に送られているという。
エジプトはそれまで、同検問所に関してイスラエルとの調整を拒否すると表明し、占領軍が撤退するまで支援物資の搬入を停止するとしていた。
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