トルコ・シリア関係、新時代へ

2024年07月13日付 Cumhuriyet 紙

イラク政府はトルコ・シリア関係の正常化のためにバグダードで会談を開く予定だ。イラクのフアド・フセイン外相は同会談は概ね了承されたが、まだ日程は確定していないと述べた。

イラク政府はトルコ・シリア関係の正常化のためにバグダードでの会談を準備している。イラクのフアド・フセイン外相は会見で、この試みは近隣諸国の関係改善を目的としていると述べた。
ワシントンで記者に語ったフセイン外相は「トルコ・シリア関係は複雑だが、それでもイラクを通じて2カ国間の接触はある。イラクは両者がバグダードで会するように試みている。イラクはトルコ・シリアと首脳レベルでの接触を続けている。」と述べた。
フセイン外相は2カ国の外相との会談が行われ、概ねバグダードでの会談は了承されたが、まだ日程は決定していないと述べた。また「私が戻ってから日程が決まる。」と話した。
イラクのムハンマド・シヤーア・スーダーニー首相の政治アドバイザー、ファディ・シャンマリ氏は9日、ルドー(放送局)に行った発表でイラク政府は仲介を行うためあらゆる機会を逃さず、またシリアとトルコの関係が改善することはイラクの「直接の」利益になると述べた。
シャンマリ氏は「イラク政府が仲介役を引き受けることは様々な意味で有益だ。たとえば地域情勢の安定性を高められ、これはイラクの安全保障や経済の状況に前向きに作用することになる。」と述べた。

■エルドアン大統領「指示を出した」

AKPのレジェプ・タイイプ・エルドアン大統領はNATO首脳会議から帰国する航空機内で記者に行った発表で、シリアのバッシャール•アサド政権に接近することに向けて見解を示した。
エルドアン大統領は「ハカン・フィダン外相に任務を与えた。外相も今後交渉先と会って、任務のロードマップを取り決める。私たちはシリアで公正な和平が実現可能だと考えている。私たちは常々、シリアの領土保全がトルコの利益につながると述べている。近々に具体的な段階に入れることを期待する。」と述べた。


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翻訳者:伊藤梓子
記事ID:58345