AKPなどにオリンピック開会式批判の声

2024年07月28日付 Cumhuriyet 紙

フランスの首都パリで開催された2024年オリンピックの開会式では、色とりどりのショーが披露されたが、AKP(公正発展党)とHÜDA-PAR(自由大義党)からは開会式での舞台に反応があった。


2023年総選挙で民主同盟の枠組みにあったAKPとHÜDA-PARは、2024年夏季オリンピックの開会式に反応した。AKPのエムレ・チャルシュカン議員は式典に対して、「LGBTや小児性愛、悪魔崇拝のプロパガンダだ」と述べた。HÜDA-PARの声明でも、「トルコはこのイベントから撤退すべきだ」との見出しが出された。

■「開会式かそれともプロパガンダか」

TBMM(トルコ大国民議会)総会で話したAKPのエムレ・チャルシュカン議員は、子供たちを守ることを主張し、「パリでのオリンピック開会式を見たとき、この式典がオリンピックの開会式なのか、それとも様々な異常な風潮のプロパガンダに利用されているのか理解し難かった。私たちの社会の大多数がこの状況に反応する一方で、この異常を称賛して受け入れる人々もいる。オリンピックは、アスリートが長年続けた無私の努力の祭典であるべきである。しかしこのイベントが異常なイデオロギーを広めるために使われることを、我々は許していないし、これからも許さない。」と説明した。

■「TRTで報道するのは恥ずかしいことだ」

HÜDA-PARのシェフザデ・デミル副党首は、オリンピック競技の生中継を配信するTRT(トルコ・ラジオ・テレビ協会)に反応し、「このオリンピック、このいやらしいものにトルコが参加し、この不名誉をTRTで報道することは恥ずかしいことだ。トルコはこのオリンピックをすぐに棄権すべきだ。」と声明を出した。


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翻訳者:梅田茉奈
記事ID:58437