CHP議員「過去5年で大学生230万人が中退、経済的理由」

2024年08月18日付 Cumhuriyet 紙

CHP(共和人民党)メルシン県選出のギュルジャン・クシュ議員は、大学生が直面する住まいと生活費の問題について述べるなかで、過去5年間で大学生230万人が退学したことを明らかにした。

CHPのギュルカン・クシュ議員(メルシン県選出)は、大学生が直面する住まいと生活費の問題について発言し、政府に早急な解決策を求めた。クシュ議員は、「省庁ならびに国会議員に対し、この問題への良識的なふるまいと、大学生の住宅問題の解決措置を求めたい。トルコ大国民議会の主たる任務は、この問題の早急な解決策を見出すこと」と述べた。

クシュ議員は大学生が直面する問題について政府に要望。同議員は、「子どもらは一生懸命大学への準備を整え、にもかかわらず生活費や住まいに関する不安を抱えて受験する。たとえ試験に合格しても、県外の大学に進学すれば家族に経済的、精神的な負担がかかる」と語り、こうした状況が学生と家族の両方に与えるプレッシャーについて指摘した。

■「過去5年間で大学生230万人が退学」

過去5年間で230万人の大学生が退学したこと、2023年には61万7,250人の学生が教育課程に終止符を打ったことにも言及したクシュ議員は、「これはAKP(公正発展党)政府の誤った経済政策がいかに若者の夢を妨げているかを示すおのだ。トルコ全体、そしてメルシン県でも寮の収容人数を増やし、現行の寮を改善し、学生向け賃貸支援プログラムを早急に開始する必要がある」と述べた。

■「22年間にわたるAKPの失政の表れ」
クシュ議員は、昨年トルコ大国民議会で委員会設置を求めたことにも言及し、改めて同様の呼びかけを行った。同議員は、「学生の住宅問題はAKP政権22年間の失政を示す。今日、住宅問題を解決し、若者が教育に集中できる未来を提供することは我々全員の責任。私は省庁や国会議員に対し、この問題に対する良識的なふるまいと、大学生の住宅問題を解決するための措置を要請する。トルコ大国民議会の主たる任務はこの問題の早急な解決策を見出すことだ」と述べた。


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翻訳者:原田星来
記事ID:58520