レバノン:観光組合会長がクライアート空港とジューニヤ港の運用再開を提言

2024年09月02日付 al-Mudun 紙

■観光組合:クライアート空港とジューニヤ港の運用が必要

レバノン南部での戦争により、クライアート空港とジューニヤ港の運用(再開)の可能性に再び焦点が当てられた。この議論に関しては、こうした可能性がベイルート空港の運行状況、特にレバノンへの観光客に関連する動きに及ぼす影響が考慮されている。

関連して、レバノン観光組合のピエール・アシュカル会長はアッカールのクライアート空港やジューニヤ港の運用を紛争や政争の輪から脱させるよう求めた。

同会長は「レバノンには第二の空港が存在しないために、我々は観光面での多くの機会やレバノンへの渡航者を増加させる可能性を失っている。特にチャーター便はもっとも安価であり、団体観光客にとって主要な交通手段として世界中の広域で使用されている」と述べ、「レバノンには観光・旅行に関連して、この2施設の運用が早急に必要である」と強調した。

アシュカル氏は声明のなかで、「レバノンで実施された妨害政策が崩壊の主な理由だったのであり、これは現在国の隆盛を妨げている」と述べた。同氏はさらに「観光組合はクライアート空港の運用および同空港のチャーター便への特化を初めて要求した組織である」としつつ、「特に、世界の首都(パリやロンドンなど)にある主要な空港から到着する同種の便は、ベイルートのラフィーク・ハリーリー国際空港への着陸が不可能であるものの、クライアート空港のような副次的な空港への着陸は可能である」ことに注意を促した。

同氏はジューニヤ港について、同港が観光に関して、レバノンのサービスへの需要に関して戦略的に重要な港であるにもかかわらず、運用がなされていないことに対して「強い驚き」を表した。


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翻訳者:清久功介
記事ID:58603