イエメン:フーシー派のミサイルがイスラエルに到達

2024年09月16日付 al-Quds al-Arabi 紙

◾️イエメンの「極超音速」ミサイルが初めてイスラエルに到達し、2度目の防衛システム突破を果たす
【サナア:本紙】

イエメン人による預言者生誕記念日の祝典が、サナアや「アンサール・アッラー(フーシー派)」の支配地域の主要都市において数千人規模で行われる中、フーシー派が初めてイスラエル中央部のテルアビブを標的にしたと発表した。この攻撃には「極超音速」弾道ミサイルが使用され、このミサイルは約12分間でおよそ2000キロメートルを飛行し、複数の防空システムを突破した。ミサイルが複数のルートを変更できたことがこの成功に寄与したと考えられ、最終的にはベン・グリオン空港付近で爆発した。

イエメンの「アンサール・アッラー」運動の指導者、アブドゥルマリク・フーシー氏は、昨日日曜日、「これからさらに大きなことが起こる」と警告した。同氏は、「今日(昨日)の作戦は敵の防空システムを凌ぐ高度な技術をもつミサイルを用いて実施され、その距離は2040キロメートルに達した。これはエスカレーションの第5段階の一環であり、これからもっと大きなことが待っている」と述べた。

フーシー派は、7月19日に「ヤーファー」無人機を使ってテルアビブを標的にした際、エスカレーションの第5段階の開始を宣言した。これは、ガザへの支援活動及び10月7日から続く敵国イスラエルの攻撃に対抗するガザとの連帯の一環である。

フーシー派はテルアビブに向けて発射したミサイルの特徴について明らかにした。「アンサール・アッラー」軍のスポークスマン、ヤフヤー・サリーア准将は次のように説明した。「この作戦は新型の極超音速弾道ミサイルによって実行され、目標に到達した。敵の防空システムはそれを迎撃・阻止することに失敗し、ミサイルは約2040キロメートルを11分半で飛行した。この攻撃は、シオニストたちの間に恐怖とパニックを引き起こし、200万人以上のシオニストたちが避難所へ向かった。これは敵国イスラエルの歴史上、初めてのことである。」

(後略)


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翻訳者:新階 望乃
記事ID:58665