国連:ブラジル大統領がガザ戦争とレバノンへの拡大について言及

2024年09月24日付 Al-Nahar 紙
■ブラジル大統領が国連にて:ガザ戦争はレバノンにまで危険なほどに拡大している

【ニューヨーク:ロイター通信】

ブラジルのルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルヴァ大統領は火曜日、ガザ地区で進行中の戦争がレバノンに拡大する危険について警告した。また、ロシアとウクライナが紛争終結に向けた協議を開始するための6項目の計画をブラジルと中国が提案したと述べた。

同氏はこの提案についてロシアのプーチン大統領と電話会談を行ったが、国連総会の開会式の演説ではブラジルと中国が合意した内容の詳細には触れなかった。

ルーラ大統領は、ガザ地区の紛争が「危険なほどに」レバノンに広がりつつあると述べ、停戦を呼び掛けた。

そして「防衛の権利が復讐の権利に変わり、人質解放の合意形成が妨げられ、停戦が妨げられる」と主張した。

また、ブラジルが国連に対して改革を求めることを強調し、世界機関は世界を代表し、戦争を阻止するという役割を実行していないと訴えた。

(中略)

「飢餓を再びゼロにすることは、私の政府の最も緊急の取り組みだ」と3度ブラジルの指導者に選出されたルーラ大統領は語った。

同氏は、平和の促進と多国間組織の改革における総会の役割を活発化させるため、国連憲章の見直しを呼びかけた。

「南米とアフリカを国連安全保障理事会の常任理事国から除外することは、植民地時代の過去を反映していて容認できない」と述べた。


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翻訳者:山西茉由子
記事ID:58711