■モロッコがデジタル変革のための国家戦略を始動、11億ドルを割り当て

【ラバト：アナトリア】

モロッコは昨日水曜日、11億米ドルの予算でデジタル変革のための国家戦略を始動すると発表した。

これはラバトで開催されたこの戦略の発表式典に際して、モロッコのデジタル移行・行政改革担当大臣であるギーサ・ミズール氏が行ったスピーチによって明らかにされた。

同大臣は、「この戦略は、市民や企業のニーズに応え、その分野における業務を円滑化するために、行政部門におけるサービスをデジタル化することを目的としている」と述べた。

同戦略はまた、「公共サービスを受けるために要する時間を短縮し、生産性を高めるために、国の経済をデジタル化する」ことも目指している。

その後の会見で、ミズール大臣は記者団に対し、「この戦略は、全国で24万件の若者向け雇用機会を創出するために国のデジタル経済を発展させることを目的としており、2030年まで毎年14万人の若者に対してデジタル分野での研修を行うことを目指している」とコメントした。

モロッコのアズィズ・アハヌーシュ首相は式典で、「この戦略の予算は、2024年から2026年までの間で計110億ディルハム（11億米ドル）に達する」と述べた。また、デジタル分野は「多くの雇用機会を創出する」と付け加えた。