レバノン:イスラエルの侵攻により、死者1247人、負傷者5278人、避難者15万人以上

2024年09月25日付 al-Quds al-Arabi 紙

◾︎イスラエルのレバノン侵攻により、1247人が殉教し、5278人が負傷、避難者の数は15万人を超えた
【ベイルート:本紙】

政府緊急事態計画の調整官であるナースィル・ヤースィーン環境大臣は、レバノンの地域を標的にしたイスラエルの空襲により、1247人が殉教、5278人が負傷し、そのほとんどが民間人、子ども、女性だったと発表した。

避難民のニーズへの対応状況の最新情報として、ヤースィーン大臣は政府宮殿での記者会見で、「現時点で避難所に避難している人数は5万2900人に達しており、ほとんどが教育機関や公立学校を中心とする360の施設に分散している」と述べた。さらに、「避難所にいる避難民の数は、避難を余儀なくされた全住民の約30%を占めており、現時点でレバノンの地域、特に南部やベッカー高原から避難した人々の数は15万人を超えていると見積もっている。避難民のニーズに応えるための取り組みは、知事や地区長、市町村連合を通じた地域の作戦本部との連携で続けられている。上級救援委員会も基本的な生活必需品を確保するために努力しており、特に寝具や毛布の確保において大きな問題があることを指摘している。これらは市場で不足しており、それは残念ながら一部の業者による独占が原因である。この独占と価格の上昇を止めるために我々は経済省と協力して対処を開始した」と付け加えた。

ヤースィーン大臣は続けて、「国連人道問題調整事務所を通じての国連の人道支援機関、およびUNICEF、世界食糧計画、UNDP、セーブ・ザ・チルドレンなどの国家危機管理委員会と提携するすべての人道支援機関が、すべての緊急人道支援の配布を活性化した。58,000以上の食料パッケージが倉庫に備蓄されており、これは1家族の1ヶ月分の食料に相当するものである。また、40,000のマットレスと毛布、64,000の個人用衛生キットも用意されており、各地域での配布が始まっているが、物流に問題があり、特に避難している人々がワーディー・ハーリド、アクルーム、アッカールからベイルート、山岳レバノン、西ベッカー、ザフラ、マトン、シューフ、アーレイ、その他すべての地域に広がっているため、配達には時間がかかる状況である。しかし、寝具や毛布などの基本的な生活必需品に対するニーズは非常に大きく、これは先ほど述べたように、経済省と共に対処している独占の問題でもある」と述べた。

(後略)


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翻訳者:新階 望乃
記事ID:58723