■シオニスト・ロビーがノミネートの取り消しを要求するも、パレスチナ人ジャーナリストのビーサーン・アウダ氏が国際エミー賞を受賞- (動画)
【n.p.:本紙】
パレスチナ人ジャーナリストでコンテンツ・クリエイターのビーサーン・アウダ氏(25歳)は、ドキュメンタリー作品「私はガザ出身のビーサーンです。私はまだ生きています」で、国際エミー賞の優秀ハードニュース特集記事部門賞を受賞した。
約150人のユダヤ系著名人やドキュメンタリー業界関係者が、アウダ氏が反ユダヤ主義者であることを理由に、国際エミー賞へのノミネートを取り消すように求めた。しかし、全米テレビ芸術科学アカデミー(NATAS)が、その要求を拒否したことが今回の受賞につながった。
アルジャズィーラ+(AJ+)が制作しYouTubeで配信された8分間のこのフィルムは、何か月も続くイスラエル軍の攻撃で、安全な場所を失い、避難所を転々とする多くの家族の生活を写し、ビーサーンやガザ地区の住民の苦難を赤裸々に伝えている。
このパレスチナ人ジャーナリストは、2人の女性キャスターによるガザ地区からの2本の作品と受賞を競い合った。1本は米ネットワークCNNの作品、もう1本は英紙ガーディアンの作品だった。それ以外にも米ニューヨーク・タイムズ紙のウクライナからのレポートとPBS(Public Broadcasting Service)ネットワークのハイチからのレポートが最終ノミネートされていた。
アウダ氏は「アクサーの大洪水作戦」以来、イスラエル占領軍によるガザ攻撃を(映像と音声で)記録し続けていることで知られている。