シリア:イスラエルによるレバノン攻撃で23人のシリア難民が犠牲に、国際社会の介入求める
2024年09月28日付 al-Quds al-Arabi 紙
■レバノンでのイスラエルによる攻撃で亡くなった23人のシリア人殉教者のための集団墓地
【ダマスカス:本紙】
レバノンの多くの地域に及んだイスラエルによる攻撃の犠牲者のための集団墓地に、シリア難民20人以上が殉教者として埋葬された。なお、そのほとんどがある一家族であった。地元情報筋は本紙に対し、「イスラエルによる木曜日(26日)の襲撃はバールベック県にあるシリア人労働者とその家族が住む建物を標的にした」と語った。同情報筋によると、賃貸物件に対するイスラエルの攻撃で23人のシリア人労働者が殉教し、そのほとんどがある一家族の親族でシリア北部アレッポの田園地帯、アアザーズ近郊のカルジブリンヌ出身だという。シリア人権監視団は、木曜、女性8人と子供10人を含むシリア人33人の殉教を記録し、レバノンのシリア難民の間で人的被害が続いていると発表した。イスラエルの攻撃の激化による殉教者の総数は、女性25人と子供35人を含むシリア人113人に上る。自国での戦争の惨禍から逃れてきた彼らは、今やイスラエルの激しい空爆の砲火の下で死に直面していることに気付かされた。シリア人権監視団は民間人への攻撃を非難し、国際社会と人道団体に対し、シリア難民を含む住民を守るための即時の介入を呼びかけた。また、対象地域から避難するための安全通路を提供することも求めており、被害を受けた家族に食料、医薬品、住まいといった基本的な支援を提供することの重要性を強調した。
(後略)
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翻訳者:荒岡麻里
記事ID:58749