エジプト:廃棄物の有効な再利用とは

2024年10月07日付 Al-Ahram 紙

■シャーフィイー氏:エジプトでは年間5,000万トンの農業廃棄物と1,200万トンの食品廃棄物が発生している

【カイロ:本紙】

食品産業会議所の運営評議会のメンバーであるムハンマド・シャーフィイー博士は、会議所が工場や専門家、研究者らとともに、農業廃棄物や食品加工を利用した、家畜のための従来とは異なる飼料を生産する方法を調査したと述べた。また同氏は、推定ではエジプトにおいて毎年、約5000万トンの農業廃棄物と、約1200万トンの食品廃棄物があると指摘した。

今日の記者会見で同氏は、食品産業会議所が廃棄物の種類や処理方法を特定するため工場に対しアンケートを実施したことを明らかにした。また、畜産加工についての専門的な講習の第1回を開催した。講習は、農場や工場における主な生産物の付加価値を向上させることや、飼料輸入を合理化し不足分を補うという政府の方針を支援することを目指している。輸入額が毎年50憶ドルから70 億ドルの間で変動しているトウモロコシと大豆由来の飼料について、農業や食品加工の廃棄物からなる国内代用品を供給することを目指す。

またシャーフィイー氏は水産加工業の廃棄物が、従来とは異なる飼料や化粧品、染料、有機肥料、オイルなどといった様々な産業で活用することができる有力な原料であり、代替品であると強調した。


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翻訳者:川村賛志郎
記事ID:58834