エジプト:情勢悪化で戦時経済へ移行する恐れ

2024年10月09日付 al-Quds al-Arabi 紙

■エジプト:地域情勢が悪化すれば、戦時経済体制に移行する可能性がある。

【カイロ:アナトリア通信】

エジプトのムスタファー・マドゥブーリー首相は昨日(水曜日)、同域で戦争が勃発し、地域情勢が悪化すれば、エジプトは戦時経済体制に入らざるを得ないかもしれないと述べた。

首相の発言は、ガザ戦争を背景にイラン、イスラエル、ヒズブッラー間の地政学的緊張が高まる中、記者会見で述べられた。

戦時経済とは、国が戦争の影響を受けて非常事態に直面し、それに対応するために取る経済的・生活的な措置や基準を指す。多くの場合、支出抑制のための緊縮措置を含む。

同首相は「最近の地域的な動向により、石油1バレルの価格が10ドル上昇した。この価格上昇はエジプトの国家予算に大きな負担をもたらしている。」と付け加えた。

同首相は、財務省、電気・再生エネルギー省、石油・鉱物資源省に、現在の状況下でサービスや商品の供給を確保するよう指示を出したと述べたが、詳細は明らかにしなかった。

別の文脈で、エジプトのアフマド・クグーク財務大臣は会見で、同国が20の税制改革を実施することで、税負担の軽減と税制度の簡素化を目指していると述べた。

また同大臣は、財務省が経済活動を促進するための統合的かつインセンティブを提供する制度を導入したと述べた。これには、印紙税とキャピタルゲイン税の免除、控除制度の適用、簡素化された付加価値税(VAT)の申告が含まれている。


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翻訳者:森川明穂
記事ID:58850