■ガザで続く虐殺…飢餓問題が国連安保理で議論される
【ガザ:本紙】
米国はイスラエルに対し、1か月の期限内にガザの人道状況を改善するよう求めるメッセージを送っており、軍事援助の削減を示唆していた。
ホワイトハウスは昨日、「我々がイスラエルにメッセージを送ったのは、ガザでの人道支援が減少しているのを目の当たりにしたからだ」と述べた。
さらに「我々は、イスラエルが我々のメッセージに対して建設的な対応をすることを望んでいる」と付け加えた。
『ロイター通信』は安全保障理事会の会合と米国の声明を受け、3人のイスラエル高官の話として、ベンヤミン・ネタニヤフ首相がガザへの支援増加を検討するために緊急会議を開いたと報じた。自ら会議に出席したこの高官らは、近いうちに支援が増加する可能性が高いと見込んでいるという。
4人目のイスラエル高官は、小規模安全保障閣僚会議が日曜日に、この問題についてさらなる議論を行う予定だと語った。
支援に関する米国の発言は、占領軍がガザのパレスチナ人を人間の盾として利用している問題をめぐる発言と同時に行われた。米国防総省(ペンタゴン)は、イスラエル軍に対し、ガザ地区でパレスチナ人捕虜を人間の盾として利用した兵士らを処罰するよう求め、これが「恐ろしいことであり、容認できないものだ」と強調した。
占領軍によるガザ市民の人間の盾としての利用は、同地区で虐殺が続いており、様々な場所での爆撃により新たに多くの犠牲者が出ているなかで行われた。
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