ヨルダン:ムスリム同胞団メンバー2人が死亡、イスラエルに侵入か

2024年10月18日付 al-Quds al-Arabi 紙
■ヨルダンの「同胞団」のメンバー2人による前例のない作戦・・・同胞団は殉教者アブー・ガザ―ラとカウワースの2人を哀悼する

【複数の首都:本紙‐諸通信社】

ヨルダンの「ムスリム同胞団」のメンバー2人が実行し、その祝福を得て行われた、今回の戦争での前例のない作戦中、死海南部でイスラエル軍との交戦があり、イスラエル兵士2人が負傷した。イスラエル占領軍の声明によると、「テロリスト2人が、死海南部でヨルダンからイスラエル領への国境を通過し、(イスラエル軍)兵士に対して発砲したこと受け、殺害された。」とのことである。

イスラエル軍は、「襲撃者2人との交戦で、兵士2人のうち、予備兵である兵士1人が軽傷を負った」と発表した。一方、軍は同地域で捜査を行った。

ヨルダンの「ムスリム同胞団」の報道官は、作戦についてのコメントで、「ヨルダンから侵入してイスラエル軍兵士に発砲し、イスラエル軍により殺害された襲撃者2人は同胞団に属している」と確認した。そして「その襲撃者2人は殉教者フサーム・アブー・ガザ―ラとアーミル・カウワースであり、アンマンの組織に属していた。」と付け足した。

ヨルダンの人々は数時間前にSNS上に投稿されたアブー・ガザーラとカウワースの動画2本を拡散した。占領軍の声明の前に2人は動画の中で、それぞれ自分は「生ける殉教者」だと述べている。

しかしヨルダンでは、死海南部で起きた発砲事件のあと、軍が軍人2人によるイスラエル方面への西部国境通過を否定した。イスラエルに関しては金曜日、エリ・コーヘン・エネルギー大臣が、ヨルダンとの国境沿いでの壁建設の加速に取り組むと述べた。


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翻訳者:田中友萌
記事ID:58907