レバノン:ミス・レバノンは大きな悲しみとともに全世界に「杉の国」の苦しみを伝える
2024年10月06日付 al-Quds al-Arabi 紙
■ミス・レバノンは大きな悲しみをもって、全世界に「杉の国」の苦しみを伝える
【ベイルート:本紙】
2024年ミス・レバノンのナダー・クーサーさんは、イスラエルによるもっとも暴虐的な攻撃にさらされているレバノン人の苦しみと声を全世界に伝えるために、杉の国の悲劇を心に抱く予定である。
彼女は来月16日にメキシコの首都メキシコシティで開催される第73回ミス・ユニバース世界大会で自国の国を代表する。
美の女王(ミス・レバノン)は、インスタグラムのストーリー機能を通して、美の女王の王冠の写真を含む複数の写真を投稿し、この美貌コンテストに参加する準備ができていることを表明した。
投稿された写真のなかには、他にも彼女がこの世界的コンテストで着る予定のドレスなど特別な用品の数々も含まれていた。
これらの写真にはレバノンの悲劇を表現するコメントが加えられており、その内容は「重い心と悲しみとともに、私はレバノンに希望を運ぶ。そして、ミス・ユニバースのコンテストに参加する準備をする」といったものであった。
彼女はさらに「悲しみは大きいが、私の国であるレバノンの代表になることや、世界中に全レバノン人の声を届けることに取り組めることを誇りに感じている」と追加でコメントした。
一方でミス・ユニバースであるナダーさんは、救援や啓発、物質的援助などの分野にかかわる多数の出版物を通じた難民支援活動も行っている。
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翻訳者:桑山ジュリオ、清久功介
記事ID:58922