チュニジア:前大統領が議長を務めるアラブ評議会財団はICCの判決を称賛

2024年11月23日付 al-Quds al-Arabi 紙

■アラブ評議会:ネタニヤフ首相とガラント国防相に対する逮捕状発行は、国際正義の実現に向けた大切な一歩である

【チュニジア:本紙】

アラブ評議会財団は、国際刑事裁判所(ICC)が占領政体の首相と前国防相に対して逮捕状を発行したことを、グローバル・ジャスティスの実現に向けた重要な一歩であると述べた。

ICCは木曜日(21日)、2023年10月7日以降ガザ地区で続いている戦争において、戦争犯罪や人道に対する罪を犯した容疑で、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相とヨアヴ・ガラント前国防相に対して逮捕状を発行したと発表した。

チュニジアのマンサフ・マルズーキー前大統領が代表を務めるアラブ評議会財団は、この判決を称賛したうえで、「この判決は、グローバル・ジャスティスの実現に向けた重要な一歩であり、パレスチナの民間人を標的とした戦争犯罪や人道に対する罪の責任を問うことの重要性を強調するものである」と述べた。またこの発言は、「たとえその人がどのような地位にあり、どれほどの影響力を持っていても、国際法は誰一人として例外とはせず、これらの罪に対する処罰から免れる場所は存在しない」と明確に指摘した際に言及された。

さらに声明では、「これまでこの財団が、国際司法裁判所(ICJ)およびICCにおける国際訴訟の手続きを支援するために全力を尽くしてきたように、引き続きこれら裁判所の手続きを支援し、イスラエル人高官らに対する告発リストの拡大を近く求めることを約束する」と付言した。

そして同評議会は、「特にガザ地区で、パレスチナ人は長年にわたり抑圧や封鎖、そして数千人もの無実の民間人の命を奪い、インフラを破壊し、危機的な人道状況をもたらした計画的な軍事侵攻に苦しんできた。またこの判決は、正義が実現される可能性があるという希望を再びもたらし、人権保護と犯罪者の責任追及において国際機関が果たす役割への信頼を強化する」と述べた。


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翻訳者:大森耀太
記事ID:59108