チュニジアでカルタゴ映画祭が開催

2024年12月06日付 al-Quds al-Arabi 紙
■カルタゴ映画祭が大規模なプログラムでパレスチナ映画を賛美

【チュニス:本紙】

ガザでの戦争を理由に去年は中止されていたが、今年は第35回目となるカルタゴ映画祭がチュニジアで復活し、21カ国から200本以上の映画が参加する。

今年の映画祭では、「避難下の映画」部門の中で、パレスチナ、ヨルダン、セネガルの3カ国から45作品を取り上げる。

ブーガディール氏は「巡回上映会や首都チュニスのメインストリート、ハビーブ・ブールキーバ通りで無料上映されるパレスチナ映画を通じて、パレスチナがカルタゴ映画祭の中心になるだろう・・」と述べた。

同氏は、「パレスチナ人監督ハーニー・アブー・アスアド氏にスポットを当て、監督が自身のキャリアについて聴衆と話す会を予定している。またパレスチナ人監督のラシード・マシュフラーウィー氏も新作映画「つかの間の夢」発表のため、映画祭に出席する」と語った。

カルタゴ映画祭は、今月14日に始まり、その際、今月亡くなったイラク人監督カイス・ズバイディー氏による、レバノンのドキュメンタリー映画「命を与える者」のレストア版が上映された。続いて、マハー・ハーッジ氏の脚本・監督による「その後に」という、パレスチナの短編の映画が上映された。

参加作品は4つのコンテストの中で競い合う。最大のものは長編映画のコンテストで、15本が出品されている。残りの映画もさまざまなプログラムや部門に出ている。

またカルタゴ映画祭は2015年に始まった刑務所での映画上映の試みを続けており、この部門で6作品が上映された。

(後略)


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翻訳者:田中友萌
記事ID:59181