フランス:仏外務大臣は自国諜報機関によるアルジェリア人ジハーディストらの雇用に関する告発を完全否定

2024年12月16日付 al-Quds al-Arabi 紙

■パリ:フランスの諜報機関がアルジェリアを不安定化させるためにジハード戦士を雇用したという告発は「完全な空想」である

【パリ:本紙】

フランスのジャン=ノエル・バロー外務大臣はアルジェリアが、シリアにいた元アルジェリア人ジハーディストが、フランス諜報機関に対し「アルジェリアの安定を揺るがす計画を立てた」との告発を向けたことを背景に、フランス大使を召還するに至ったとする疑惑を否定した。

フランス外交のトップは、同国のラジオチャンネル「フランス・アンテル」によるインタビューのなかで、アルジェリア外務省が実際にステファン・ロマテ駐アルジェ・フランス大使を召還したことを確認した。

バロー氏はこの召還について遺憾の意を表し、自国の大使への支持を表明した。
さらに同氏は、アルジェリアのメディアが伝えた当該の告発について、「根拠がなく、単なる妄想にすぎない」と述べた。

フランスの外務大臣は、自国がアルジェリアとの二国間関係の継続を望んでいるとしつつ、両国の利益が継続中であると強調した。

アルジェリアのメディアによると、この召喚はフランスの情報機関がアルジェリアから元ジハーディストらを雇用するキャンペーンに関与していた詳細が暴露されたのちに行われた。また彼らのなかには、チャンネル「国際アルジェリア」で、フランス諜報機関の要員が自身を勧誘しようと試みたと語った青年イーサーウィー・ムハンマド・アミーンが含まれる。


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翻訳者:喜多見咲
記事ID:59267