文化イスラーム指導大臣と日本大使が会談で強調:イランと日本の多面的関係発展の幅広い機会(4)

2024年11月28日付 Iran 紙

◆私は歴史、文明、科学、技術に特別な敬意を抱いている

 塚田玉樹駐イラン日本大使もまたこの会談において、イランとの文化的な交流の拡大に日本が関心を持っていることについて語った。そして以下のように述べた。「私たちが行った最初の面会の際に、アッバース・アラーグチー博士の書物(『イラン大使』[邦題:『イランと日本』])を私に贈ってくれた。幸いにも、大臣が私にその本を贈ってくれた数ヶ月後に日本語版が出版され、私はその本を大変興味深く読ませていただいた」

 塚田大使は次のように述べた。「この本では日本文化に関して極めて素晴らしい点が言及されており、外交官として有益で貴重な教訓がそこには書かれている。この本の中で私を印象付けた言葉は、「人の印象というものは出会いの最初の1分で決まる」というものだった」

 駐イラン大使はまた、「国と国の間でも同じことが言えると思う。着任後1ヶ月後には各国に対するイメージが決まる。私の場合も同じだった」と話した。

 大使は、「私はあらゆる機会を利用して、イランの科学とテクノロジーの水準の高さについて日本国民に話してきた」と語った。

 塚田大使は、科学の水準の高さは文明の蓄積によってもたらされると信じていると強調し、「私はイランの歴史、文明、科学、テクノロジーに対して特別な敬意を抱いている」と付け加えた。

 駐イラン日本大使はイランと日本の外交関係樹立100周年に言及して、「現在取り組んでいることの一つは、両国関係に関するオーラルヒストリーと人々の思い出を収集し、それらを文書の形でまとめることである」と述べた。

 同氏は、「アラーグチー博士(イラン外相)のように自らの思い出を文書の形で著す人もいるが、また一方にはそのようなことをしない人もいる。文化イスラーム指導省に私たちのこの取り組みに協力していただけることを私としては大変感謝している」と話した。

 塚田玉樹大使は、日本のジャーナリストたちは3社の報道支局をイランに有しており、3社とも非国営であると述べ、「彼らの義務はイランを世界に正しく伝えることだ。大臣が彼らを支援してくれることを大変嬉しく思う」と付け加えた。

−(了)−


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翻訳者:NM
記事ID:59328