在テヘランシリア大使館は業務を継続中

2024年12月10日付 Hamshahri 紙

 シリアにおける最近の情勢に伴い、この国の大使館が各国でどのように業務を行っているかが話題となっている。

【ハムシャフリー電子版】最近の政治的動向や現地の動き、及びバッシャール・アサド政権の崩壊を受けて、この間の重要な問題の一つは、世界各地での同国大使館の運営のあり方や、同国の外交拠点に関する各国や国際機関の決定、及び新たな時代におけるこのアラブ国家の国政担当者らの承認である。

 これに関してシリア外務省は日曜日の声明で、「今日、この国の歴史の新たな一ページが開き、シリア人を分断させず団結させる国民合意が始まる。我々は、正義と平等が支配し、誰もがすべての権利と義務を有する統一国家の構築に取り組む義務がある」と述べた。

 この声明においては併せて「同省と在外公館は今後もすべての国民に奉仕し、国民の業務を改善することに尽力していく。我々はシリア国民の代表として得ている信任に基づき任務を遂行し続ける。祖国が最優先事項であることに変わりはない」と述べられている。

 イランのセイエド・アッバース・アラーグチー外務大臣は日曜夜のテレビインタビューで、在イラン・シリア大使館の活動について「我々はシリアにどのような政府が樹立されるのか注視している。ダマスカスに樹立された政府を承認する段階に達すれば、我々はテヘランのシリア大使館を彼らに引き渡すが、もちろんそれまで大使と現在の職員は大使館に駐在することになる」と述べた。

 テヘランのシリア大使館の最新状況をフォローアップするために、イラン学生通信の記者がテヘランのアマーニーエ地区にあるこの大使館の所在地を訪れると、現地大使館職員の一人は「当大使館は業務の取扱を継続し、日常業務の執行にあたっており、来館者の申請案件の審査を行っている」と述べた。

 シリアの国連常任代表クサイ・アルダハーク氏は以下のように述べた。「シリアの大使館・在外公館は、現在の移行期間中もその任務を継続するよう指示されている。我々は新政府が樹立されるまでは、現政府及び指導者との協力を継続する」


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翻訳者:YT
記事ID:59366