レバノン:イスラエルとの停戦合意の履行状況

2024年12月29日付 al-Quds al-Arabi 紙

■レバノン軍:イスラエルがカンタラ村とタイバ村に侵入し、家屋に放火

【ベイルート:諸通信社】

レバノン軍は、イスラエル軍が土曜日(28日)にレバノン南部のマルジャイユーン地区にあるカンタラ村とタイバ村に侵入し、複数の家屋に放火したことで、新たな停戦合意違反を犯したと発表した。

レバノン軍はプラットフォーム「X」上のアカウントを通じた声明で、「敵国であるイスラエルが度重なる停戦合意違反を犯し、レバノンおよび国民の主権を攻撃しているなか、その部隊が今日、カンタラ村とタイバ村に侵入し、同地域にある複数の家屋に放火した」と述べた。

さらに同軍は、「レバノン軍と国連レバノン暫定隊(UNIFIL)の共同パトロール隊が、停戦合意を監視する5か国委員会との調整の下、状況把握のために侵攻された地点へと向かった」と付言した。

そして同軍は、「敵軍は両地域からの撤退を開始した一方、我々はその軍が以前閉鎖した道路の開通に努めている」と続けた。

イスラエル占領軍は土曜日、「ヒズブッラー」と結んだ停戦合意において、レバノン軍が今日発表したものを含む11回の違反を犯した。

そしてこれにより、停戦合意が32日前に発効してからの違反数が合計330件に増加した。

2023年10月8日に始まり、その後今年9月23日に広域な戦争へと発展したイスラエル・ヒズブッラー間の砲撃の応酬の終結を、11月27日以降曖昧な停戦合意が主導している。

「後略」


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翻訳者:大森耀太
記事ID:59384