これまでの好調を引き継ぎ、イラン映画は予想よりも早く興行収入1兆5千億トマーン(実勢レートで約1966万ドル)を達成した。
【イラン電子版文化部】イラン映画は昨夜(アーザル月27日[西暦12月17日]火曜日)の終わりに興行収入1兆5千億トマーンを達成した。
2700 万人の観客に歓迎されたことでこの興行収入となり、予想を確実に上回った。昨年同期は2050万人が映画館に足を運び、興行収入は8730億トマーンと発表された。従って1403年[西暦2024/25年]のイラン映画は、観客動員数で32%、興行収入で72%、昨年同期を上回った。
ノウルーズ休暇後、ホルダード月中旬の休暇後からムハッラム月の初めまで、ムハッラム月とサファル月、そして秋の最初の2か月の4つの重要な期間での上映の成功により、映画館の閑散期がいわば繁忙期となり、多くの観客を暗い劇場へと向かわせた。この適切なスケジューリングには、人気の高いコメディの立て続けの導入が伴い、それがもたらしたあらゆる批判にもかかわらず、このような数字の達成に顕著な役割を果たした。
現在の上映状況では、たとえ人気の高いコメディが公開されなくても、映画祭[ファジル国際映画祭]が始まるまで好調な興行収入を維持し続けるだろう。
他方で、エスファンド月13日[西暦3月3日]頃から聖なるラマダーン月が始まることを鑑みて、特に映画界が毎年最も停滞する月の一つであるエスファンド月を活性化する施策を実施するべく、同月半ばからノウルーズ映画がスクリーンで上映される。
このことを視野に入れれば、イラン映画の興行収入は容易に2兆トマーンを超えられるだろう。この数字は3300万人以上の観客を動員すれば確実に達成され、23年ぶりに映画館の観客動員記録を更新することになる。
この驚くべき興行成績は、映画の産業化の道を平坦にすることに加えて、来年もこのプロセスを継続し、映画の分野で一層高い頂を超えるための心の支えとなるものと見做されよう。
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翻訳者:HA
記事ID:59406