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◆タジキスタンでの人類の祖先たちの暮らしの証拠
タジキスタンのザラフシャーン渓谷で、研究者たちは、15万年前の遺物を発見した。この遺物は、この地域が中央アジアへの原始の人類の移住という点で重要な役割を果たしたことを示している。遺物には、石器、動物の死骸、人類の祖先が地域の自然環境を利用していた証拠が含まれている。
◆エジプトの子どもの遺骨と色のついた仮面
エジプトのサッカラ墓地で、考古学者のチームが、4500年前の墓から1人の幼い子どもの遺骨と色のついた仮面の発掘に成功した。非常に注意深く芸術的細部まで作り込まれたこの仮面は、死後の世界についての古代エジプトの人々の宗教信仰を示している。また、発掘された遺物は、エジプト古王国時代の埋葬儀式に関する研究に極めて役立つものである。
◆トルコにて、世界最古の暦
トルコにある1万3000年前の神殿で発見された図表は、世界最古の太陽暦として知られている。この暦は、太陽、月や星座の動きを観測する古代の人々の能力を表している。この発見は、新石器時代の科学の発展に関する我々の理解に新たな視野を開くものである。
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