2023年10月7日の侵攻以来、ガザ地区内34施設の病院が焼失
2024年12月27日付 Jam-e Jam 紙
シオニスト[訳注:イスラエル]政権が西暦2023年10月7日にガザ地区への侵略を開始してから今日まで、この狭い地区で34施設にのぼる病院を焼失させており、最新のものではガザ地区北部に位置するキャマール・エドワーン病院[訳注:カマル・アドワン病院の表記もあり]が放火された。
【ジャーメジャム電子版】アルジャジーラの報道によると、イスラエル軍がガザ地区北部ベイト・ラヒアにあるキャマール・エドワーン病院の主要部を焼損させたことが明らかになった。
この野蛮な措置に対しガザ地区政府イスマーイール・サワービタ広報局長は、以下のような反応を示した。
「キャマール・エドワーン病院の焼損は世界各国の恥である。世界各国の恥とは、キャマール・エドワーン病院に放火するという、占領[訳注:イスラエル]軍のナチス政権的措置を阻止出来なかったことである」
ガザ地区政府広報局長のサワービタ氏は続けて「450日間にわたり我々は、虐殺の標的にされている。占領政権が国際法を無視したため、破滅的状況となっている。国連安全保障理事会と国際社会は、キャマール・エドワーン病院で発生した全ての事に対し責任を負っている。国際社会は占領政権による非人道的な犯罪を傍観しているだけで、何ら対策を取っていない」と述べた。
同氏は「[一昨年]10月7日の侵略開始以降、ガザ地区内34施設の病院が放火された。占領政権は、パレスチナ国民を抵抗勢力の支持者とみなし報復を行っている。ガザ地区で起きていることは、国際社会と米国の下でなされたもので、中国のガザ地区住民に対する陰謀である。我々は困難かつ繊細な局面におかれ、国際社会の態度は、文字通り重大な失態である」と述べた。
終わりに、サワービタ氏は「ガザ地区における凶悪犯罪の責はシオニスト占領政権と米国政府にあると我々は見ている」と強調した。
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翻訳者:NO
記事ID:59452