シリア:ペデルセン氏が再びダマスカスを訪問、新政権の幹部らと面会
2025年01月20日付 al-Quds al-Arabi 紙
■再びダマスカスを訪れたペデルセン氏…アナリストら、「新政権は国連が非介入的かつ諮問的な役割を担うことを望んでいる」
【ダマスカス:本紙】
ゲイル・ペデルセン国連シリア問題担当特別代表は月曜日、アサド政権崩壊後2度目のシリア訪問として、ダマスカスを訪れた。ペデルセン氏はこの訪問に際して、同国新政権の最高指導者アフマド・シャルア氏およびアスアド・シーバーニー外務大臣と会談した。
シリア国営通信『サナ』は、両者が会談を行ったと報じたものの、会談の内容などの詳細については明らかにしなかった。
ペデルセン氏はアサド政権が崩壊した直後にあたる昨年12月16日にもダマスカスを訪れ、その際シャルア氏と会っている。
今回のペデルセン氏の訪問は、国連がその特使(特別代表)を通じて、国連安全保障理事会決議第2254号の実施を確実にするための、政治的移行プロセスの支援およびシリアの国民対話の監督における自らの明確な役割を模索する動きとして行われた。
政治研究者のアッバース・シャリーファ氏は、シリアが2024年12月8日以前の状況とは異なっていることをふまえて、国連特別代表によるシリア新政権への訪問が、国連決議およびシリアにおける根本的な変化に関連したビジョンを反映したものだと考えている。
(後略)
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翻訳者:瀬川遥加
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