ガザ:ハマースによって解放されたイスラエルの人質の発言に報道陣が困惑
2025年01月25日付 al-Quds al-Arabi 紙
■ハマースによって解放されたイスラエルの人質の発言に報道陣は困惑
ヘブライ語チャンネルを困惑させた「サルサビール」という名の人質の話とは?
【ターヒル・タウィール】
ヘブライ語チャンネルの異例の報道陣向けインタビューで、「停戦」合意の一環としてハマースによって解放された2人のイスラエル人の人質が、視聴者の予想とはまったく異なる話をした。ジャーナリストはインタビューにて、別世界のフィクションかと思うような詳細を彼らから聞き、唖然としたようだったが、彼らは冷静かつ現実的に語り、人質との対応においてその人間性で世界を困惑させたパレスチナのレジスタンスの男たちの真実を明らかにした。
「彼らは私たちをまるで女王のように扱い、彼らにとって女性は神聖なものであると話していました。私たちは拘束されず、歩いたり、遊んだり、スポーツの練習さえしました。彼らは私たちが動くことを奨励し、あるハマースの戦闘員は、タオルを手に私とゲームに参加したりしました。彼らの言葉はいまだに私の脳裏にこびりついています」。
二人目の人質はかすかな笑みを浮かべてこう続けた。「彼らは私たちに、結婚や友情、人生についてまで、いろいろな話をしてくれました。彼らは私にサルサビルという新しい名前をくれました。コーランにある新鮮な水という意味だそうです。偶然にも、私の本当の名前(アガム)はヘブライ語で湖を意味します」。
この非対称的な戦争においてさえ、レジスタンスの男たちは女性囚人たちに人間的な温もりを与え、恐怖心を払拭しようとした。
(後略)
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翻訳者:鈴木健太
記事ID:59615