レバノン:イスラエル軍が停戦合意に違反しレバノン南部に侵攻

2025年01月24日付 al-Quds al-Arabi 紙

■イスラエル軍がレバノン南部のバニー・ハヤーン町に侵入し、家屋を焼き払う

【ベイルート:本紙】

昨日木曜日の深夜、イスラエル軍がレバノン南部のバニー・ハヤーン町に侵入し、同町内で複数の民家に放火した。

レバノン国営通信(NNA)によると、深夜、イスラエル軍がレバノン南部バニー・ハヤーン町に侵入し、機関銃を用いた捜索活動を行った。同町の周辺地域では銃声が聞こえ、イスラエル軍はさらに同町内で複数の民家に放火した。

イスラエル軍は今朝に至るまで同町の周辺地域に展開しており、家屋や市庁舎への放火を続けている。

レバノンとイスラエルの停戦合意は11月26日に発表され、停戦は翌日の未明に発効した。しかしイスラエルは停戦が発効して以来、毎日のようにこの合意に違反している。

同合意は、レバノン軍とレバノン治安部隊をレバノン南部に配備し、イスラエルが最大60日間かけて、自軍部隊をレバノン南部からイスラエル国境沿いのブルーラインに向けて段階的に撤退させることを定めている。この60日間の期限は、来週月曜日の未明に切れることになる。

(後略)


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翻訳者:鈴木健太
記事ID:59618