エーゲ海で続く地震、火山噴火の前兆か?

2025年02月05日付 Hurriyet 紙

エーゲ海がゆりかごのように揺れ続けている。地震専門家のスレイマン・パンパル教授はエーゲ海で増加する地震活動に関して行った説明において、「この振動は火山性活動の前兆の地震であると言えよう。サントリーニ島が再度、噴火すれば、その周辺の島々で深刻な被害を受けよう。2011年には一年以上も地震が長引いたが、噴火しなかったため、今回も噴火しないかもしれない。噴火する可能性もあるが、私たちにとっては比較的遠く、150から200キロに位置している。この点においては深刻な影響があるとは見ていない。」と述べた。

地震専門家のスレイマン・パンパル教授のコザン捜索救助・人道支援協会による、2023年2月6日の震災祈念日のためのコザン市の映画館で行われた祈念式典に参加した。

式典のあと、記者に1月28日から今日までエーゲ海で観測された頻繁な地震を評価付けたパンパル氏は、この地域はアフリカプレートとアナトリアプレートの衝突点の中に位置していることを述べた。

■「サントリーニ島が再び噴火すれば、その周辺の島々での深刻な被害の発端となろう」

パンパル氏はサントリーニ島の地域で2011〜2012年も同様の地震が長引いたことが観測されたことに注目しながら以下のように述べた。

「この振動はこの火山性活動の前兆となる地震であると言えよう。サントリーニ島で再び噴火すれば、その周辺の島々で深刻な被害の発端となるだろう。噴火する可能性もありえるが、私たちにとっては比較的遠く、150から200キロに位置している。この点においては深刻な影響があるとは見ていない。」と述べた。

この地域では過去にもマグニチュード7を超える地震が記録されていることを述べたパンパル氏は注意を払うべきだと述べた。

地震専門家のパンパル氏は「この地域は非常に敏感である。『この地震は大きい地震を誘発するのか?」という質問がよく問われるが、これを大地震よりも火山活動の前兆として見られることが必要である。この地域で大地震が起きたとしても、驚きではない。」と述べた。


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翻訳者:伊藤颯汰
記事ID:59641