イラク外相は、シリア軍の武器を掌握した後のISの勢力再拡大に懸念を表明した。

【ハムシャフリ・オンライン】イラクのフアード・フセイン外相は、ダボスでの世界経済フォーラムに際してブルームバーグ社が行ったインタビューで、「ISは勢力を拡大しており、最近は以前より多くの部隊を集めている。また、シリア軍の崩壊によりさらに多くの武器を手にしている」と述べた。

同外相は、「ISの勢力は依然としてイラク国内に残存しており、完全には排除されていない」と警告した。

イラク外相はまた、次のように述べた。「シリアの安定とISの封じ込めのための唯一の方法は、包括的な国内交渉を開催し、国連安保理決議第2254号を遵守することだ。我々とエジプト、ヨルダン、サウジアラビア、アラブ首長国連邦といった他のアラブ諸国は、先月行われた会合でこの立場を支持している」

この件に関連して、イラク統合作戦司令本部は水曜日、一人の上級司令官を含む三名のテロリストを殺害した重要な治安作戦をアンバール砂漠にて決行した。

2日前にも、イラクのハシュドゥッ・シャアビー［イラク人民動員軍（PMF）；イラン支援のシーア派民兵組織］がISのテロリスト1名をアンバール県での作戦で拘束したと発表した。