シリアに新車、中古車の移送急増

2025年02月10日付 Hurriyet 紙

バアス党政権の転覆後、韓国を筆頭にヨーロッパの多くの国からシリア向けに中継を通じて中古車と新車の取引が加速した。2012年に総移送数は4万台から5万台であった一方、暫定政府となったここ一ヶ月では15万台を超えた。

韓国とヨーロッパの多くの国々からシリアへの中古車と新車の取引は、2013年に始まった内戦が原因で大きく制限された。バアス党政権の転覆後、取引は再び加速した。トルコを中継して行われる中古車と新車の陸上移送は、商務省から得られた特別許可によって実現されている。船舶輸送によってメルスィン港に届いた車は、輸送トレーラーでハタイ県レイハンル郡にあるジルベギョズ関税門での手続き後、シリア側に抜ける。

輸送業務を行っている物流会社の関係者アフメト・アルスランさんは、「この種の車の到来は2012年に始まった。2013年にシリア内戦による安全上の理由で禁止された。商務省が2022年に数社に特別許可を与えたことで陸上移送が制限付きであるが再開した。中継交易であるためトルコの企業がこの商売を直接手掛けているわけではない。シリアの商人には物流支援サービスのみが提供されている。国外から船舶輸送で来る車は、メルスィン港とイスケンデルン港が収入を得ることを可能にしている。さらに我が地域で成長している車両牽引部門がだんだんと発展しており、到来した車が牽引のみで移送されるので、もちろん利益になる。港でコンテナごとに代理店業務と引き渡し手続きが理由で利益があるため、輸送業界もこの中継交易から大きな利益を得ている。」と述べた。

■もっと前はイドリブのみに行っていたが、現在はシリア全土へ

アルスランさんは、制限付き中継交易の期間に車がイドリブのみに行っていたのが、シリア解放後に特に1月初めから現在までシリア全土へ行き始めたと強調し、「取引は現在はトルコ経由で中継されているが、将来はシリアの港にも向かい始める。その時、トルコには来ない。中古車と新車も行っている。乗用車からトラック、牽引車まで様々な車両が要望されていて、移送が行われている。要望は日増しに増えると考えている。今年の1月に驚くほど増加した。2012年に年間4万台から5万台の車が行っていたが、禁止が解けると、今年1月から今日まで15万台の車が行った。」と話した。


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翻訳者:新井慧
記事ID:59658