パレスチナ:ヘブロン市近郊でパレスチナ人男性がイスラエル軍に銃撃される

2025年02月13日付 al-Quds al-Arabi 紙

■続く侵略…イスラエル軍がヨルダン川西岸地区南部でパレスチナ人男性を銃撃

【ヘブロン:本紙】

木曜日の夕方、占領下ヨルダン川西岸地区南部のヘブロン市付近でパレスチナ人男性がイスラエル軍に銃撃された。

パレスチナ新月社は声明で、同社のスタッフらが「ヘブロン東のバニー・ナイーム町で脚に実弾を受け、怪我を負った若い男性(28歳)を処置した」と述べ、彼が「治療のために病院へ運ばれた」と述べた。

目撃者らによれば、男性はバニー・ナイーム町の入り口でイスラエルの軍事検問所を通過しようとした際に兵士らに銃撃され、足を負傷し、治療のために運ばれたという。

今回の事件は、今年1月21日から、ヨルダン川西岸南部のジェニン県、トゥルカリム県、トゥーバース県、ナブルス県で続いているイスラエルの軍事行動と時を同じくする。これらの軍事行動によって、広範囲に渡る財産やインフラの破壊のさなかに、パレスチナ人46人が死亡し数十人が負傷者、あるいは拘束され、2万人以上のパレスチナ人が強制移住させられた。

ガザ地区でのジェノサイドが始まって以来、イスラエル軍と入植者らは東エルサレムを含むヨルダン川西岸地区への攻撃を拡大した。パレスチナの公式データによれば、これは少なくとも912人のパレスチナ人犠牲者、約7,000人の負傷者、1万4500人の被拘束者をもたらした。

イスラエルは米国の支援のもとで、2023年10月7日から2025年1月19日までの間にガザでジェノサイドを犯した。これによりイスラエルは、そのほとんどが子供と女性である約16万人のパレスチナ人死傷者を生じさせ、。さらに1万4000人以上の行方不明者を残した。


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翻訳者:鈴木美織
記事ID:59678