パレスチナ:ガザで新たな捕虜交換、イスラエル政府はさらなる解放を検討

2025年02月15日付 al-Quds al-Arabi 紙

◾️ガザ:本日、新たな捕虜交換… 占領軍が重機の搬入を阻止
【ガザ:本紙】

イスラーム抵抗運動「ハマース」は、本日土曜日、アメリカ国籍を持つサジ・ディケル・チェンを含む3人のイスラエル人捕虜を解放する。一方、イスラエルは、終身刑を宣告された36人のパレスチナ人捕虜と、10月7日の事態後に逮捕されたガザの捕虜333人を解放する予定だ。

ベンヤミン・ネタニヤフ首相官邸は声明の中で、ハマースから送られたイスラエル人捕虜のリストは「受け入れ可能」であると述べた。

その後、ネタニヤフ首相官邸は「誤記」を理由に声明を修正し、3人の捕虜の名前のリストを「受け取った」と述べた。

ヘブライ語の新聞「イェディオト・アハロノト」は、3人の捕虜が「サシャ・アレクサンダー・トルボノフ(29歳)、ヤイール・ホルン(46歳)、ディケル・チェン(36歳)で、彼らはガザ地区で捕虜となってから498日後に解放される予定である」と報じた。

これは、ハマースと占領軍の間で交わされた停戦合意に基づくものである。作戦は、すべてのイスラエル人捕虜を解放しなければならない、とハマースを脅したアメリカのドナルド・トランプ大統領の脅迫を無視して実行される予定である。

辞任したイスラエル国家安全保障相イタマル・ベン・グヴィル氏は、イスラエル政府がハマースによる3人の捕虜の解放を受け入れたことは、「正当な理由のない弱さ」を示すものであるとした。

並行して、イスラエルの第12チャンネルは、イスラエルの関係者の話として、ベンヤミン・ネタニヤフ首相とアメリカのスティーブ・ウィットコフ特使、そしてエジプトの関係者らの間で、合意の第2段階に関する話し合いが始まったことを確認した。関係者らによれば、さらに多くの捕虜を解放するために、第1段階の延長が検討される予定である。

(後略)


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翻訳者:新階 望乃
記事ID:59683