イスラエル: ハマースに対し、軍事力無力化と指導者追放を要求
2025年02月18日付 al-Quds al-Arabi 紙
◾️ネタニヤフ首相はパレスチナ自治政府のガザ復帰を拒否し、交渉に新たな条件を課す
【ガザ:本紙/諸通信社】
占領国家イスラエルは、ガザ地区における緊張緩和合意の条項を履行するための交渉に参加するため、交渉団をエジプトの首都カイロに派遣したにもかかわらず、軍事面および公共サービス面の両方で引き続き合意を違反し続けた。
これは、イスラエルがガザ地区に対する虐殺戦争の再開を脅かしているタイミングで起こっている。
これに伴い、占領政府はパレスチナ抵抗運動にさらなる譲歩をさせ、合意の第二段階から逃れようとする政治的圧力や策略を加えた。
イスラエルの高官らは昨日、カタールに対して挑発的な発言をした。カタールはエジプトと共に停戦合意を成立させるための仲介において中心的な役割を果たした。
昨日、イスラエル国営放送は、エネルギー大臣でありイスラエルの小閣僚会議「カビネット」のメンバーであるエリ・コーヘン氏の「カタールとの関係を断つべきだ」という発言を報じた。
こうした流れの中で「アルジャジーラ」は、イスラエルのメディアが報じた内容を引用し、占領軍がガザ地区に数百の移動式住宅の搬入を許可することと引き換えに、来週の土曜日に3人ではなく6人の生存中の捕虜が解放されることになると伝えた。
またイスラエルの放送局は、仲介者の介入のもと、イスラエルが来週木曜日に5人のイスラエル人拘束者の遺体を受け取る準備をしていることを、信頼できる情報筋の話として報じた。
そして、ヘブライ語の「14チャンネル」は、テルアビブの当局者の話として、要求はガザにいるすべてのイスラエル人捕虜の解放、ハマースがその軍事部門「カッサーム旅団」を解体し、軍事力を無力化させること、さらにハマースの指導者たちをガザから国外へ追放することだと伝えた。
(後略)
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翻訳者:新階 望乃
記事ID:59699