イエメン:フーシー派指導者らの逮捕・引き渡しをレバノンに要求

2025年02月21日付 al-Quds al-Arabi 紙

◾️イエメンの大臣がベイルートに対し、ハサン・ナスルッラー前書記長の葬儀に参列するフーシー派の指導者たちを逮捕するよう要求
【ロンドン:本紙】

イエメンの情報大臣、マアマル・イルヤーニー氏はレバノン政府に対し、レバノンの「ヒズブッラー」の故ハサン・ナスルッラー書記長の葬儀に参列するためにサナアからベイルートへ向かったフーシー派民兵の指導者の一団を逮捕するよう求めた。

イルヤーニー氏は「X」プラットフォーム上で投稿を行い、その中で次のように述べた。「これらのテロ指導者たちの動きは、商船や石油タンカーに対する一連のテロ攻撃と密接に関連しており、このタイミングでの行動は単なる葬儀への参列ではない。むしろそれは、イランの枢軸の指導者たちを集結させ、攻撃を受けた後の状況を分析し、陣形を立て直し、レバノンおよび地域、さらには世界の安全と安定を脅かすための計画の一環である。」

同氏は続けて、フーシー派の葬儀への参加が、イラン主導の計画への忠誠心の継続を示しており、彼らの破壊的な政策による戦争、飢餓、貧困に苦しむイエメンの人々の苦難を無視していることを反映していると述べた。

また、レバノン政府がこれらの指導者に対して明確で断固とした立場を取るよう求め、国際的な決議に従って彼らをイエメン政府に引き渡し、レバノンを彼らの安全な避難所として使用することを防ぐべきだと強調した。

イルヤーニー氏は、国際社会がフーシー派の指導者たちの動きを制限する責任を負うべきだと指摘し、これらの指導者たちの動きが地域および国際的な安全保障に対して重大な脅威を構成していると述べた。さらに、これら「テロリスト勢力」の動きを見過ごすことがさらなるエスカレートと「テロ活動」の拡大につながることを警告した。

一方、フーシー派「アンサール・アッラー」運動は葬儀に出席する代表団を公式には発表していないが、同団体に属する「マスィーラ」チャンネルは、2月23日に予定されている葬儀にイエメンの代表団が参加することを報じた。

(後略)


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翻訳者:新階 望乃
記事ID:59711