シリア:国民対話会議、暫定政府の発足時期未定
2025年02月22日付 al-Quds al-Arabi 紙
◾️ダグハイム氏:シリア暫定政府は国民対話の終了まで延長される可能性
【ダマスカス:本紙】
シリアの将来を築く支援を目的とした「国民対話」会議の準備を担当する委員会のスポークスマンであるハサン・ダグハイム氏は昨日金曜日、会議が新政府の発足前か後に開催されるかは未定であると述べた。
同氏はAP通信に対し、時期については「国民によって議論される問題だ」と明かした。
さらに、「もし国民対話会議前に暫定政府が発足すれば、それは自然なことだ」とし、「一方で、暫定政府発足は国民対話会議の終了まで延長される可能性もある」と述べた。
続けて、「会議では憲法の起草、経済、移行期の正義、制度改革、そして当局がシリア国民にどのように対応するかに焦点が当てられるだろう」と語った。
シリアの国民対話会議準備委員会は、今後予定されている会議の準備活動の一環として、引き続き会合を行っており、その中で、シリア東部デリゾール市にある農学部の講堂で、地元コミュニティのさまざまな層、専門家、地域の有力者や名士、約300人が参加した大規模な対話セッションを開催した。
対話は一連の主要な課題に焦点を当てたもので、中でも特に移行期の正義、国の憲法制定および政党の承認、公共の自由、そして政府機関の再構築が重要なテーマとなった。また、ユーフラテス川の東西両岸に分かれたデリゾールの状況についても取り上げ、シリアの領土の一体性と、特に東部地域における国家の全域統治の確保を強調した。
(後略)
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翻訳者:新階 望乃
記事ID:59721