エジプト:ハキーム氏、エジプトの地域安定への貢献とイラク支援を評価
2025年02月26日付 al-Quds al-Arabi 紙
◾️スィースィー大統領がハキーム氏と会談:パレスチナ人の強制移住や地域諸国の国家安全保障への脅威となる提案を拒否
【バグダード/カイロ:本紙】
エジプトのアブドゥルファッターフ・スィースィー大統領は昨日火曜日、パレスチナ問題を抹消しないために、また地域諸国の国家安全保障への脅威を回避するために、パレスチナ人民の強制移住に関する提案を拒否すると強調した。これは、国家勢力連合の指導者、アマール・ハキーム氏(イラクの政治家)を迎えた際の発言であり、ハキーム氏はパレスチナ問題を支持するエジプト政府の揺るぎない立場に対して深い感謝の意を表した。
スィースィー大統領は、エジプト総合情報庁長官のハサン・ラシャード氏の立ち会いのもと、ハキーム氏および随行団を迎えた。
ハキーム氏は月曜深夜から火曜未明にカイロに到着し、数日間の滞在を予定しており、その間にエジプトの要人と会談することになっている。
エジプト大統領府の声明によると、スィースィー大統領は会談中、ガザ地区における停戦合意の各段階の履行、捕虜および被拘束者の交換、ガザ地区への人道支援物資の搬入の必要性を強調した。
大統領は、ガザ地区の住民を強制移住させることなく、早期復興および再建プロセスを開始することの重要性を強調し、パレスチナ国民の移住提案を拒否した。これは、パレスチナ問題の抹消を防ぎ、地域諸国の国家安全保障への脅威を回避するためである。さらに、1967年6月4日の国境線に基づくパレスチナ国家の樹立と、その首都を東エルサレムとすることが、地域における恒久的な平和を実現する唯一の保証であるとした。
また、大統領はイラクの安全と安定を維持することの重要性を強調し、エジプトが開発支援の取り組みを後押しし、イラク国民の願望実現を実現するために、あらゆる必要な手段を提供する用意があることに言及した。
声明は続けて、ハキーム氏が両国および両国民を結ぶ歴史的な関係に対する評価を表明したと伝えた。また、地域の安全と安定、そしてその国民の利益を維持する上でエジプトが果たしている主導的な役割を強調するとともに、イラクに対するエジプトの多岐にわたる継続的な支援に対しても感謝の意を表した。
(後略)
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翻訳者:新階 望乃
記事ID:59736