レバノン:メトロ・アル=マディーナが「ヒッシク・ビッシク・ショー」12周年を祝う
2025年03月08日付 al-Quds al-Arabi 紙
■レバノン:メトロ・アル=マディーナが「ヒッシク・ビッシク・ショー」12周年を祝う
【ベイルート:本紙】
「ヒッシク・ビッシク・ショー」は、上演開始12周年を祝う。2013年にメトロ・アル=マディーナで始まったこの音楽・歌唱ショーは、今月14日までに12周年を迎え、487回の公演を記録することになる。このショーには通算約6万人の観客が訪れた。
それは、レバノンの芸術・音楽公演の歴史において前例のない出来事である。演出家兼プロデューサーのヒシャーム・ジャービルは、観客や聴衆をこの芸術作品へと引き込むことに成功した。観客の中には、その時代について伝え聞いた記憶を思い起こそうとする者もいるが、大多数はその時代を新たに知ろうとする世代に属している。特に、「美しき時代」というリフレイン表現が頻繁に繰り返されている。
「ヒッシク・ビッシク・ショー」は、20世紀前半のエジプトにおいて、結婚式やキャバレーで広く演奏されていた音楽を再現する公演である。このショーは4つのシーンで構成され、数十曲の歌が含まれている。9人のアーティストが演奏、歌唱、演技、ダンスを披露し、観客を楽しい音楽で溢れる世界へと誘う。
2015年、「ヒッシク・ビッシク・ショー」はベルギーとエジプトへ渡った。2017年にはチュニジアで、2019年にはスペインでも上演された。そして、このショーの最大規模の公演は、2016年のビブロス・フェスティバルの一環として野外で開催された。その際、オーケストラを指揮したのはマエストロのルブナーン・バアルバキーであった。
(後略)
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翻訳者:新藤花絵
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