ネタニヤフ「民間人は一人たりとも殺していない!|イランは濃縮活動をやめるべき」
2025年04月27日付 Jam-e Jam 紙

エルサレムの占領政権首相は、「詐欺師的なメディアは、私たちがガザで民間人を標的にしていると言っている。ラファの軍隊は私に『1万2000人の軍人は殺害したが、民間人は一人たりとも殺していない!』と伝えた」 と話した。
【ジャーメ・ジャム電子版】 ISNA(イラン学生通信)によると、「シオニスト政権の首相ベンヤミン・ネタニヤフは日曜夕方、「イランはイスラエルを消滅させようとしている。なぜなら我々が中東のコントロールを彼らに握らせないようにしているからだ。私は『10月7日以降中東の状況を変えるだろう』と言った」
ネタニヤフはまた、「テルアビブは、イランのウラン濃縮能力を無力化する合意にのみ同意する」と主張した。
衛星テレビ局アルジャジーラの報道によると、シオニスト政権首相は、「我々はイランの核開発能力を完全に無力化すること以下は望まない。イランがアメリカ合衆国の異なる政権のもとでこの計画を復活させるための取り組みを行わないことを、我々は確実なものにするだろう」と何度も繰り返されてきた馬鹿げた主張を行った。
ネタニヤフは、パレスチナ国家の樹立を「馬鹿げた考え」と呼びながら、次のように言った。「パレスチナ人を含むアラブ世界が我々に敵対行為を行なっているため、我々は和平合意を継続することはできない」
彼は捕虜の解放に関して次のように述べた。「我々は残りの全ての捕虜をガザから救出し、遺体をガザから搬出するために努力をしている」
イスラエル首相は続けて、ハマース政治局長の殉教者ヤフヤー・スィンワール(ヤヒヤ・シンワル)の功績を認めた上で、「スィンワールは綿密に計画を練り、我々への攻撃を実行し得たが、我々はそれを阻止した」と話した。
ネタニヤフはさらに次のように付け加えた。「我々は、ガザに入らないようアメリカから圧力を受けている。前アメリカ大統領ジョー・バイデンの政府は、我々がガザに入るなら武器の供給を断つと脅してきたが、我々は傀儡政権ではないと彼らに伝えた」。
占領政権の首相は、再びガザ地区における犯罪には目を背けながら「ペテン師的メディアは、我々がガザの民間人を標的にしていると言っている。我々のラファの軍隊は私に対して『1万2000人の軍人を殺害したものの、民間人は一人たりとも殺していない!』と言っている」 と話した。
ベンヤミン・ネタニヤフはこのように主張しているが、一方で、ガザの保健省は日曜日に、2023年10月7日から現在まで続くシオニスト政権による攻撃により、この戦争での殉教者の総数は5万1355人に、負傷者数は11万7248人に上っていると発表している。
2ヶ月間の脆弱な停戦合意後、シオニスト政権の軍隊は3月18日にガザにおける軍事作戦を開始した。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
翻訳者:NM
記事ID:60049