アラーグチー外相著『交渉力』のアラビア語翻訳版、オマーンで出版発表
2025年04月25日付 Iran 紙
イランのセイエド・アッバース・アラーグチー外相の著書『交渉力』のアラビア語翻訳版がオマーンのマスカット国際ブックフェアで発表される。
【イラン・オンライン】アラーグチー外相著『交渉力』の翻訳版出版発表サイン会が本日(金曜日)、マスカット国際ブックフェアのダールルバーンのブースでイラン外相が出席して開催される予定である。
IRNAによると、セイエド・アッバース・アラーグチー外相は、ベイルートのダールハーシェム出版から刊行されているこの本の中で、イランの核問題における自身の交渉のスタイルや、ハサン・ローハーニー政権末期における核交渉での自身の経験を記している。
ファーテメ・モハンマディー・スィージャーニー氏が翻訳した本書は、序章と、交渉及び政治交渉の種類、交渉担当者の特徴、交渉技術、交渉の諸段階、交渉の諸要件に関する7つの章から成っている。
アラーグチー外相はこの本の中で、交渉は単なる外交的な会談ではなく、熟練の商人たちが専門的でプロフェッショナルな方法により値段交渉を行うイランのバーザールでも見られる、イラン文化に根ざす芸術であるということを強調している。
イラン・イスラーム共和国とアメリカとの核交渉の開始と同時期に行われたこの本の出版は、ダールハーシェム出版の最初の出版物となった。
専門家らの見解によると、この本は政治交渉の技術の習得やその様々な側面の理解を強く願う人々の学術的な参考書となり得るものであり、2015年にイランと国際的大国の間で核合意の調印に至ったP5+1[国連安全保障理事会常任理事国5ヶ国+ドイツ]との交渉の検証は、この本における強みの一つである。
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翻訳者:MM
記事ID:60057