サウジアラビアとカタールがジャウラーニー暫定大統領の官邸周辺へのイスラエル空爆に反応

2025年05月02日付 Hamshahri 紙

 サウジアラビアとカタールは、昨夜ジャウラーニー暫定大統領の官邸付近にシオニスト政権が攻撃を行ったことに反応を示した。

【ハムシャフリー電子版】サウジアラビア外務省は、ダマスカスのジャウラーニー暫定大統領の官邸付近にシオニスト政権が空爆を行ったことに対して声明を発表した。

 サウジアラビア外務省の声明では、「サウジアラビアは、イスラエルによるダマスクスの大統領官邸付近への空爆を厳しく非難する。また、シリアの主権及び安全と安定を標的としたイスラエルの攻撃に対し、断固たる反対を改めて表明する」と述べられている。

 サウジアラビア外務省は「サウジアラビアは、シリア及び中東地域へのイスラエルによる国際法に反する攻撃停止の必要性を強く主張する。このような攻撃が続けば、地域に暴力と不安定がもたらされる恐れがある」と述べた。

 カタール外務省もまた金曜日に声明を発表し、シオニスト政権によるダマスカスの大統領官邸周辺への空爆を激しく非難した。

 この声明では「これはシリアの主権に対する明らかな侵害であるとともに、危険な国際法違反であり、国際社会により非難されるべきである」と述べられている。

 カタール外務省はまた、シオニスト政権によるシリアとレバノンの国土に対する度重なる攻撃とガザ地区において破壊的な戦争が続いていることを指摘しながら、この緊張を高める傾向は、地域全体での暴力と混乱の爆発的拡大に帰結し得る、と警告した。

 カタール外務省は、シリアの主権と独立、領土保全、及び同国における治安と安定をドーハ(カタール政府)は全面的に支持することを強調した。

 カタールは国際社会に対して、占領者たちが国際法を遵守すべく圧力をかけるよう要請した。

 この声明は、シオニスト政権が金曜朝にダマスクスにある大統領官邸付近の建物を標的とした攻撃後に発表された。

 この点について、シオニスト政権のイスラエル・カッツ国防相は、ダマスカスのシリア大統領官邸付近に対する本日の空爆に責任があることを認め、その目的をシリア新政府に対して「明確な警告メッセージ」を送ることであると述べた。


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翻訳者:NM
記事ID:60075