シリア:ムナー・ワースィフがティム・ハサンとの共演や今後の出演予定について語る
2025年07月30日付 その他 - Syria TV.net 紙

■ムナー・ワースィフとティム・ハサン…国民的人気を誇る「ドラマのコンビ」
【シリアTVネット】
シリアの大女優ムナー・ワースィフは、毎年ラマダーンのシーズンが近づくと変わらぬ注目を浴びている。特に近年、俳優ティム・ハサンとの連続的な共演によって、両者はアラブ世界でもっとも人気あるドラマ上のコンビのひとつとなった。
芸能情報サイト「フーシヤー」に語ったインタビューで、ワースィフは来たるラマダーン・シーズンの出演作について明言を避け、「これは秘密、秘密のままにしておきましょう」と述べ、今なお自身の出演が確定していないことを明らかにした。
一方ワースィフは、サーミル・バルカーウィー監督が手がけ、主演を務めるティム・ハサンと女優ヌール・アリーが主演を務める「マウラーナー」(サバーフ社制作)について、「まだ脚本を受け取っていないので判断できないが、神が望むのであれば、良い方向に進むことを願います」と語った。
ティム・ハサン
ワースィフはティム・ハサンとの関係について、近年の作品における彼との共演が自身にとって不可欠なものであり、また幸せと誇りの源泉となっていると述べた。また「近年、彼との共演は欠かせないものであり、それは私にとって喜びであり誇りでもあります。ティムはまるで息子のような存在です」と述べた。
さらにユーモラスなエピソードとして、テレビシリーズ「ハイバ」の放送中、息子アンマールが「ウンム・ジャバル」と呼んでいたことを明らかにした。「彼は私のことを『ママ』ではなく『ウンム・ジャバル』と呼ぶようになりました。それがまったく普通のことかのように」。
2人の軌跡
2017年に始まった「ハイバ」では、ワースィフは「ウンム・ジャバル」という役を演じ、厳しさと賢さを兼ね備えた人物像によって、母親という従来の枠を超えた人間的・倫理的深みを作品に与えた。この作品をきっかけに、ワースィフとティム・ハサンのコンビはアラブ世界の視聴者の記憶に刻まれる存在となった。
2024年のラマダーンには、ドラマ「タージュ」にカメオ出演を果たし、「ハイバ」を懐かしむ観客の心を再び呼び覚まし、シリア人俳優が出演する新旧作品すべてにおける彼女の象徴的な存在感を確固たるものにした。
そして2025年のラマダーン作品「地下7階」では、ティム・ハサンとともに、家族関係や内部腐敗の複雑さを掘り下げた社会ドラマで重要な役を演じた。これは両スターのドラマティックな関係の発展を反映するものであり、両者間の相互作用における成熟度の高さを示すこととなった。
2026年の出演についてはまだ不透明なままであるが、ワースィフとティム・ハサンの共演を待ち望む観客の期待は高まっている。二人の間に築かれた独特の芸術的相性と、これまで積み重ねてきた成功作は、アラブ世界の視聴者にとって忘れがたい記憶として刻まれており、新たな共演への願いをさらに強めている。
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翻訳者:国際メディア情報センター
記事ID:60753