米国:アドボカシー団体が欧州サッカー連盟にイスラエル・ボイコットを呼びかけ
2025年09月17日付 al-Quds al-Arabi 紙
■米アドボカシー団体が欧州サッカー連盟にイスラエル・ボイコットを呼びかけ
【ワシントン:本紙】
複数のアドボカシー団体とサポーターグループを含む連合は昨日火曜日、欧州サッカー連盟に対し、タイムズスクエアの広告掲示板を通してイスラエルのボイコットを呼びかけた。彼らはこれによって、「ゲームオーバー・イスラエル」または「イスラエルよ、ゲームは終わった」と題するキャンペーンを、ワールドカップ開始の数か月前に始動することとなった。
この広告掲示板は昨日火曜日、ニューヨークで掲げられた。同市では来年、決勝戦を含むワールドカップ8試合の開催が予定されている。カナダとメキシコは米国とともに、この4年ごとに行われるこの世界的大会を共催する。
このキャンペーンはガザ地区で続いている攻撃を理由に、ベルギー、イングランド、フランス、ギリシャ、アイルランド、イタリア、ノルウェー、スコットランド、スペインのサッカー連盟に対し、イスラエル代表をボイコットし、イスラエルの選手らが各国の大会に参加するのを禁止するよう求めている。
米国・アラブ反差別委員会のアービド・アイユーブ全国事務局長は声明で次のように述べた。「合衆国が2026年のサッカーワールドカップを主催する準備をしているなかで、米国人は我々のスタジアムが戦争犯罪をホワイトウォッシュするための舞台になることを許してはならない」
同委員会は欧州のパートナーらとともに、イニシアティブ「ゲームオーバー・イスラエル」を立ち上げた。
アイユーブ氏は次のように述べた。「我々はヨーロッパの仲間とともに立っており、すべてのサッカー運営団体に対し、イスラエルを国際大会から排除するために即時かつ決定的な措置をとるよう求める」。
さらに、「世界はイスラエルに対し、『ゲームは終わった』と言わねばならない。スポーツには戦争犯罪者の居場所はないのだ」と述べた。
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翻訳者:平松みの里
記事ID:60785