オーストリア:ウィーン国際短編映画祭はパレスチナ映画上映のために尽力している

2025年09月23日付 al-Quds al-Arabi 紙

■ ウィーン短編映画祭の芸術監督:我々はパレスチナ問題を扱った作品を上映し続ける

【ウィーン:本紙】

ウィーン国際短編映画祭(ウィーンショーツ)のマックス・ベルグマン芸術監督は、プレスリリースで、ドイツ語圏ではパレスチナに関する映画の上映に慎重な国がある中、本映画祭がパレスチナに関する映画を上映し続ける姿勢を表明した。

そして、「パレスチナ問題はウィーンショーツでも存在感を示している。この問題に光を当て、その人道的側面を映し出すさまざまな作品の上映への支援を継続していく」と続けた。

彼は、「特に、今パレスチナで起きていることを考えると、芸術祭や映画祭がこの問題に向き合うのか、それとも政治から距離を置くの、常に疑問が残る。しかし我々(の立場)ははっきりしている。確かに、このテーマはオーストリアをはじめいくつかのドイツ語圏の国では、他の欧州諸国よりもかなり微妙な問題だが、パレスチナの状況に向き合うことは不可欠だ」と語った。

そして、「したがって、我々はパレスチナ映画の上映機会を提供するために全力を尽くしている。今後、これらの作品がウィーンショーツのプログラムに組み込まれるよう取り組んでいく。映画とは本来、真相を明らかにして表現する手段である。民衆の苦しみを無視することはできない」と締めくくった。


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

同じジャンルの記事を見る


翻訳者:大木穂花
記事ID:60876