本はまだ生きている

2025年12月02日付 Jam-e Jam 紙

 読書家たちの行動は近年、新型コロナウイルスのパンデミック、インターネット空間の拡大、経済的な圧迫によって根本からの変化にさらされた。以前は、読書は知的活動の象徴であったが、今では一部の人にとっては贅沢な習慣へと変化した。

 ある読書アプリの報告によると、1人あたりのデジタル読書時間は10分増加し、ユーザー数は50%増加した。あるユーザーが購入した書籍数は1854冊、個人蔵書には1万9000冊が収蔵されているという記録もある。この成長は主にオーディオブックによるもので、これがユーザーの嗜好の11.7%を占めている。

 しかしながら、紙の書籍は依然としてトップを走っている(81.7%)。一方で、イラン人は本の3倍以上の時間、SNSで短い記事を読んでいる(1日あたり40.7分記事と分析を読む)。この深い読書から無料で即席のコンテンツへの変化は、時間不足(全体の49.7%)と精神的な疲れに起因している。ジャンルも変化している。小説や物語(21.2%)が最も人気があり、次に歴史(15.4%)と心理学(14.7%)の人気が高い。電子書籍(18.5%)とオーディオブックは若年層にとって代替品になっているが、思考ベース(記憶ベース)のものが主流であるものの、批判的な思考にはあまり及んでいない。

 最近の統計によると、イランにおける読書の傾向は「(読書時間が)短い」と一言で表せるものではなく、不均衡なものとなっている。読書時間が1日平均10.9分である一方で、SNSの利用が70%近くに達していることは、書籍が不均衡な競争状態にあるものの完全に排除されたわけではないことを示している。わずか41%しか読書家と自認しておらず、半数以上が「家族の中で本はあまり重要視されていない」と回答しているという事実は、読書がまだ一般的な行動様式になっていないことを示している。

 その一方で、読書家のグループはより定期的に読書を行っており、41.7%はこの1週間で本を1冊読み終えている。52.4%は紙の本を好み、64.4%が自己成長を動機としていることからも、本が社会の一部の人々にとって学習における有意義なツールとして位置付けられていることを示している。課題もまた明らかである。人々の49.7%が時間の不足と精神的な疲労を主な理由として挙げている。

 つまるところ、継続的・定期的に読書を行う層は少数派である一方で、読書は第二の選択肢に過ぎないとする人が多数派を占めるという社会像が浮かび上がるのである。


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翻訳者:KA
記事ID:61371