イスタンブル現代美術館、2025年に75万人集客
2026年01月02日付 Cumhuriyet 紙

イスタンブル現代美術館は年間で、展示・映画・教育のプログラムで75万人を集客した。
開館21周年を迎え、5万人の子どもや若者に無料の芸術教育で芸術に触れる場を提供したイスタンブル現代美術館は、展示・映画・教育のプログラムで年間75万人を集客した。
イスタンブル現代美術館の発表によると、開館から今に至るまで9件のコレクション展示、86件の有期展覧会、46件の写真展、17件の外国展覧会を実施し、100万人以上の子どもや若者が無料の芸術教育に参加したということだ。
■美術館の映画館では4100本の映画が上映
同美術館では異なる種類の3600件の活動が実施され、映画館では4100本の映画が上映された。
イスタンブル現代美術館は2025年、新しい像が加わり豪華になったコレクション展示のほか、「オメル・ウルチ:水平線の向こうへ」「イッゼト・ケリバル:色彩の旅」「塩田千春:世界の狭間に」「アリ・カズマ:知恵の風景」の各展覧会を開催した。
年末には映画・教育プログラムのほか、様々な土地の映像芸術に焦点を当てた「国際芸術家映画」と「Bienalsur」も開催した。
トルコにおいてこれまで最も包括的なオメル・ウルチの展覧会を開催したイスタンブル現代美術館では、「オメル・ウルチ:水平線の向こうへ」の開催を12月12日に終了した。同展覧会には開催初日以降、50万人に迫る来場者が訪れた。
同美術館のコレクションを構成する芸術家の作品に着想を得てデザインされた探検エリア、自然と過去への回帰をテーマとしたアトリエがあるエコ・アート・ラボ、科学・技術・工学・美術・数学に焦点を当てた教育の場として若者や大人を集めるスタジオSTEAMが、年間を通して無料での教育プログラムを開催してきた。
■トルコに届く教育プログラムを実施
イスタンブル現代美術館では2025年に通年で、芸術教育への幼年期からのアクセスと機会の平等を支援するプログラムを続けている。「就学前に博物館で」プログラムでは、2〜6歳のグループの2000人以上の子どもに対して無料で教育を提供した。
一方、4〜6歳の子どもたちとその母親を対象とした母子芸術教育プログラムでは、芸術の結束力をもたらす力をイスタンブル県内の各区に提供し、「夢の軌跡で」プログラムでは高校生を支援している。
他にも同美術館は、芸術大学の卒業者向けに「芸術の道で」と銘打った新しい教育プログラムを、マルディン、ネヴシェヒル、トラブゾン、ヴァンの各県でワークショップやオンライン研修会の形で実施した。
イスタンブル現代美術館が2012年から今に至るまで実施している座談会シリーズ「博物館が語る」では、2025年にオランダの博物館ディレクターらをイスタンブルに招いた。
■2025年のゲスト芸術家はディミトリス・スキーラス
イスタンブル現代美術館の国際招聘芸術家プログラムで同美術館の新館の最初のゲストとなったのは、ブリティッシュ・カウンシルとの協働で、ギリシャ人の作曲家であるディミトリス・スキーラス氏だった。スキーラス氏は、イスタンブルのために「The Big Other」という題名の楽曲を制作し、同美術館の訪問客に世界初の演奏を披露した。
イスタンブル現代美術館は、2004年の開館から今に至るまで国際的な賞を47個受賞しており、2025年は栄光ある賞により相応しいと見られていた。
欧州委員会の後援で、博物館の分野における高度な成功を表彰し革新を奨励する目的で創設された欧州年間博物館賞(EMYA)で、イスタンブル現代美術館はポルティマオン・ホスピタリティ・包摂・帰属賞を受賞した。
イスタンブル現代美術館は2009年にも、EMYAから特別推薦賞を受賞している。
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翻訳者:神谷亮平
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