キュロス・シリンダーをイラン人として初めて翻訳したアブドルマジード・アルファイー氏が永眠した。氏の古代言語を読む能力と知識は、ペルセポリスの粘土版文書の解読に際して非常に重要であった。
(ハムシャフリー・オンライン)エラム語とアッカド語を専門とする言語学者であり、キュロス・シリンダーの最初のイラン人翻訳者アブドルマジード・アルファイー氏が永眠した。氏の古代言語を読む能力と知識は、ペルセポリスの粘土版文書の解読に際して非常に重要であった。
アブドルマジード・アルファイー氏はキュロス・シリンダーに刻まれた文を新バビロニア語からペルシア語へ翻訳することに成功した初のイラン人だった。エラム語とアッカド語はキュロス・シリンダーを理解し解読するための鍵である。氏はイラン暦1350年代[西暦1970年代]、大英博物館に所蔵されているキュロス・シリンダーの複製から新バビロニア語の原文を極めて注意深くかつ綿密に読み、それをペルシア語に訳した。アルファイー氏以前には、ヘンリー・ローリンソン氏がキュロス・シリンダーを英語に翻訳していた。
アブドルマジード・アルファイー氏の役割は、現代世界におけるキュロス・シリンダー理解への重要な架け橋として、またその新バビロニア語原文からペルシア語への正確で科学的な翻訳を初めて行い、この分野におけるさらなる研究の基礎を築いた人物として位置付けることができる。氏はイランの歴史の貴重な遺産を蘇らせ、キュロス大王の平和と人道の声を全世界に知らしめた。氏によるキュロス・シリンダーの翻訳は単なる学問上の業績にとどまらず、イラン人の歴史と文化のアイデンティティを復興させる大きな一歩でもあった。
ソース:メフル通信
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翻訳者:OK
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